このブログを読んでいるあたな様は、
もしかしたら、自分の人生に対し、少し迷いが生じているのかもしれません。
もちろん、推測ですが。
なんか自分の人生がうまくいっていない気がする・・・
そんな漠然とした不安があり、それをなんとなく気づいている自分がいる。
自分の人生で、
何がよろしくないのか?
何が間違っているのか?
どこに向かっていけばいいのか?
私が悪いわけじゃない、周りのせいだ!
とも思われている方もおられるかもしれません。
もちろん、
人の一生、その間にはまぁ色々ありますわな。
そんな自分の人生を好転させて豊かなものにするために、
本を読んだり、自己啓発セミナーに行ったり、ネットで知識を得たり等、色々な方法があると思います。
あくまでもやり方の1つですが、
相手を負かして、自分を有利にするという方法もあります。
これは、昔から行われている方法で、
日本の戦国時代や中国の春秋戦国時代のようなイメージで、頭を使い戦に勝ち、相手の領土を奪い勢力を拡大するというものです。
なので、相手を打ち負かす方法を学ぶ事は、
好き嫌いは置いておいて、自分の人生を好転させる事ができる1つの方法という事になると思います。
そこで、あまり世間では知られていませんが、
知る人ぞ知る、その人達の間では、非常に有名なゲームがあります。
それは、
「赤黒ゲーム」です。
「赤黒ゲーム」?何それ、白黒ゲーム(オセロ)じゃないの?
全然違います。
この「赤黒ゲーム」は、相手を負かす能力を鍛えるゲームです。
このゲームを極める事で、相手に負けない能力を獲得する事ができ、人生を好転する事ができるかもしれません。
2人でもできますが、基本的には何人かが集まって、みんなで色々考えて進めるゲームですので、今この場には10人いる想定でお話しします。
1.まず、10人を5人と5人のチームの2つに分けます。今は便宜上、AチームとBチームに分かれたとします。
2.次に、制限時間を適当に設け、各チーム、赤いカードを選択するか?、黒いカードを選択するか?、を考えてこのテーブルに提出します。このやり取りを6回行います。もちろん、相手チームと相談するのは厳禁です。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 合計 | |
A | |||||||
B |
3.赤いカードを出すか?、黒いカードを出すか?は相手チームがどちらのカードを出すのかを予測し、戦略的に考えて決める必要があります。
4.お互いが出すカードの組み合わせにより、各チームが獲得できる得点が変わってきます。組み合わせとそれぞれが獲得する得点は下記の4通りがあります。
Aチームが赤 | Aチーム -2点 |
Bチームが赤 | Bチーム -2点 |
Aチームが赤 | Aチーム +1点 |
Bチームが黒 | Bチーム -1点 |
Aチームが黒 | Aチーム -1点 |
Bチームが赤 | Bチーム +1点 |
Aチームが黒 | Aチーム +2点 |
Bチームが黒 | Bチーム +2点 |
5.5回目と6回目は、獲得ポイントが×2になります(もちろんマイナスポイントも×2です)。
6.勝利の条件は、このゲームのルール上で、できる限りより多くの得点を獲得する事です。
ルールは以上です、それほど難しいルールではありません。
いかに相手チームが出すカードを予測し、自分のチームの出すカードを決めるかになります。
実際に、何回戦かやってみて下さい。
例えば、3回戦行い、下記の結果が出たとします。
ケース1
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 合計 | |
A | 赤(+1) | 黒(-1) | 赤(-2) | 黒(-1) | 赤(+2) | 黒(+4) | 3 |
B | 黒(-1) | 赤(+1) | 赤(-2) | 赤(+1) | 黒(-2) | 黒(+4) | 1 |
ケース2
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 合計 | |
A | 赤(-2) | 赤(+1) | 赤(-2) | 黒(+2) | 黒(-2) | 黒(+4) | 1 |
B | 赤(-2) | 黒(-1) | 赤(-2) | 黒(+2) | 赤(+2) | 黒(+4) | 3 |
ケース3
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 合計 | |
A | 赤(-2) | 黒(+2) | 赤(-2) | 黒(+2) | 赤(-4) | 黒(+4) | 0 |
B | 赤(-2) | 黒(+2) | 赤(-2) | 黒(+2) | 赤(-4) | 黒(+4) | 0 |
結果は、Aチーム対Bチームは1勝1敗1分のような?感じになり、引き分け?のような感じになります。
このゲーム、何回かやってくると徐々に慣れてきて、
勝率が上がるかもしれませんので、是非このゲームで戦略脳を鍛えて、人生を好転させて下さい!
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実はこのゲーム必勝法があるのです、
このゲームの本質はその必勝法をいかに先に見つけ出すかになります。
と言っても、そんな難しい必勝法ではございません。
気付く方も多いのではないでしょうか?
その必勝法とは、
「赤いカードを出し続ければ、勝つ事はあっても、負ける事はないのです」
ルールをよく見れば分かる通り、
赤いカードは黒いカードより強く、赤いカード同士ならお互い仲良く同マイナスポイントなので、赤いカードを出し続ければ、負ける事はないのです。
だから、相手チームがどんなカードを出そうが、赤いカードを出し続ければいいのです。
よって、本ゲームの目的は、いかにこの必勝法に気付くかであり、
人生においてもいかに必勝法を見抜く事ができるのか、その大切さを教えてくれるゲームになります。
少しはお役に立てそうでしょうか?
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確かに、赤いカードを出せば負ける事は無いが、
ちなみに、相手チームもそれに気づいて、お互い赤いカードを出し続けたらどうなるのか?
両チーム共に赤いカードを出し続けると、下記の結果になります。
ケース4
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 合計 | |
A | 赤(-2) | 赤(-2) | 赤(-2) | 赤(-2) | 赤(-2) | 赤(-2) | -12 |
B | 赤(-2) | 赤(-2) | 赤(-2) | 赤(-2) | 赤(-2) | 赤(-2) | -12 |
確かに、お互い合計は同じですが、
実はお互い同点数で最低のマイナスポイントになってしまいます。
ここで今一度、ルール6を確認してみましょう。
「勝利の条件は、このゲームのルール上で、できる限りより多くの得点を獲得する事です。」
そう、勝利の条件は、相手よりより大きい数字を獲得する事ではなく、
自身のチームがもっとも多く得点を獲得する事なのです。
つまり、ケース4では、両チーム共に最低のマイナスポイントを獲得しているので、両チーム共に「負け」です。
もっと言うと、
実は、ケース1においてもAチームの勝ちではなく、ケース2においてもBチームの勝ちではございません。
ポイントは、勝利の条件である、このゲームのルール上で、できる限り高い点数を獲得する事なのです。
なので、いくら点数的に相手チームを上回っても、それがこのゲールのルール上で、できる限り高い得点ではないのです。
じゃぁこのゲームの最高得点は下記のパターンになるの?
ケース5
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 合計 | |
A | 赤(+1) | 赤(+1) | 赤(+1) | 赤(+1) | 赤(+2) | 赤(+2) | 8 |
B | 黒(-1) | 黒(-1) | 黒(-1) | 黒(-1) | 黒(-2) | 黒(-2) | -8 |
これなら確かにAチームが最高得点の8点を出して、このゲームの唯一の勝利に一見見えますが、
実は、8点がこのゲームの最高得点ではございません。
シンキングタイムスタート
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シンキングタイム終了です!
実はこのゲームの最高得点は16点です。
そのパターンはこれです。
ケース6
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 合計 | |
A | 黒(+2) | 黒(+2) | 黒(+2) | 黒(+2) | 黒(+4) | 黒(+4) | 16 |
B | 黒(+2) | 黒(+2) | 黒(+2) | 黒(+2) | 黒(+4) | 黒(+4) | 16 |
そろそろ、この「赤黒ゲーム」の核心に迫っていきます。
そうなのです、
最高得点を取るには、
お互いずっと「黒のカード」を出し続ける事なのです。
そうすると、お互い共にこのゲームのルール上での最高得点を出す事ができるのです。
気づきましたか?
結果を聞いたら、なーんだと思うかもしれませんね(笑)
しかし、このゲームの深いとこはここからです。
確かに、お互いが黒のカードを出し続ければ最高得点を出す事が分かりましたが、それは相手も黒を出してくれる事がわかっている事が前提です。
ルール上、相手チームと相談する事が厳禁なので、相手が黒を出してくれる確証は持つ事ができません。
さらに言うと、
自分のチームが黒のカードを出し続けても、相手チームが一度でも赤のカードを出して裏切れば、相手チームの方が得点が高くなってしまいます。
だから、そうなるのを恐れて疑いが発生し、黒のカードを出し続ける事を心理的にためらう事になるでしょう。
じゃぁどうすればいいの?と思われるかもしれません。
まず、この「赤黒ゲーム」のルール説明を聞いた時、
相手チームと競い、相手チームより高い得点を出して、相手チームを負かすゲームだと思ったのではないでしょうか?
私は勝利の条件として、そんな事は一言も言っていません。
あくまでも勝利の条件は、このゲームのルール上で、できる限りより多くの得点を獲得する事です。
多くの人がやりがちなのですが、
勝手に、相手チームを負かすゲームだと思い込んでしまいます。
だから、仮に相手チームより高い得点を獲得して相手チームに勝った?気分になるかもしれませんが、このゲーム的にはそれでは勝利ではなのです。
そう「赤黒ゲーム」のもっとも重要なポイントは、
自分はもちろんだが、いかに相手チームの事も考えてあげられるかになります。
そして、お互い疑う事なく、お互いで最高得点(最高の成果)を取ろうと思う気持ちが一致して、相手のメリットも考えてあげられるかどうかがこのゲームの本質です。
相手の立場にも立ち、相手のメリットも考えてあげる事が重要だと言う事です。
要するに、相手が「赤いカード」を出しても、
自分は相手を信じ続け、「黒いカード」を出し続けれるか?というところになります。
この考え方は、ビジネスや恋愛にも非常に通じるところがあります。
ビジネスであれば、
相手の利益を考えず、自分たちの利益だけを考えてしまうと、それなりの利益は出るかもしれないが、最高の利益を生み出す事は出来ないという事。
自分の会社が相手の会社の腹を探ろうとすれば、相手もあたなの会社の腹を探ろうとして、お互いが様子見な関係となり、商談もなかなか前に進まないでしょう。
恋愛であれば、
どれだけ相手に尽くしても、相手は必ずしも自分に尽くしてくれるとは限らないという疑いを持った瞬間に、恋愛に損得感情が生じてしまい、お互いどこか探り探りの関係になり、心を開いた関係にはならないでしょう。
今、あなたの大好きな人が心を開いてくれていない?と感じているのは、あなたがどこかで相手の事を疑っているから、相手はその事を察知し、あなたのこと警戒して「赤いカード」を出してしまうのではないでしょうか。
つまり、
ビジネスであれ、恋愛であれ、
相手が何色をだそうと自分は心を開いて、相手を疑う事もなく、相手の事も考えて、「黒いカード」を出し続ける自分になれれば、
これまで「赤いカード」を出していたビジネスパートナーや大好きな人も、
いつの日か心を打たれ、心を開き、あなたを信頼し、
「黒いカード」を出してくれるようになるのではないでしょうか。
そうする事で、
よく言われる、「WIN×WIN」の関係となり、お互いが最高を目指せる関係になるのです。
さらに、少し余談ですが、
昔、今の滋賀県に、「近江商人」と言う方達がおられました。
「近江商人」は商売が非常にうまく、戦国時代などで活躍していました。
「近江商人」がなぜ商売が上手かったと言うと、
「三方良し」と言う考え方で、商売をしてたからと言われています。
「三方良し」とは、3つの方向性と言う意味で、
その3つの方向性とは、自分、相手(商売相手)、世間の3つです。
自分と相手は、先の話の通り「WIN×WIN」の関係を築く必要があり、
さらにもう1つは周り(世間)からも、自分と相手がやっている事を評価してもらう事が大切だと言う心得です。
世間からも評価されるような事をすべしと言う教えて、
自分と相手がよくて、世間から評価されないと、
つまり、「賄賂」みたいな話になり、いづれ商売は行き詰まる事を知っていたからです。
だから、この3つの方向性の全ての事を考え、自分の行動をする事が、
結局、自分も含め、全てが最高の結果を生み出す事ができると言うものです。
私はこの話を妻にしました。
そして、色々話し合いました。
結果、今は、どんな時でも、
私は妻に対し、ずっと「黒いカード」を出し続けたいと思いますし、
妻も私に対し、ずっと「黒いカード」を出し続けると言ってくれました。
今でも、ちょくちょく口喧嘩みたいなものをしますが、
それでも、私は妻に対し「黒いカード」を出し続けたいと思いますし、
妻を信じていきたいと思います。
いかがでしたでしょうか?
冒頭で、
”この「赤黒ゲーム」は、相手を負かす能力を鍛えるゲームです。
このゲームを極める事で、相手に負けない能力を獲得する事ができ、人生を好転する事ができるかもしれません。”
とこのゲームの事を説明しましたが、これは嘘であり、本質ではございません(笑)
「赤黒ゲーム」とは、
相手を疑わず信じ、自分はその態度を示し続けたら(黒いカードを出し続ける)、きっと相手も心を開いてくれて、お互いが最高の結果を出せる、と言うのを教えてくれる深いゲームなのです。
最後に、
あなたは大切な人に、「黒いカード」を出し続けていますか?
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