ブルーオーシャン戦略とは?非競争市場の創出

ブルーオーシャン戦略って聞いたことありますか?
もちろん、ある方もおられると思います。
数年前に流行りましたもんね。
ブルーオーシャン戦略と言えば、簡単に言うと、まだ競争相手がいない新しい市場を創造し、市場で生き残って行くための戦略であると言われています。
また、解釈の幅はもう少し色々とは思いますが、新しい市場を創造すると言う部分は変わりありません。
大切な事は、新市場を創造するという部分なのですが、これは単に競合他社品よりパフォーマンスに優れていて、差別化を図ると言う意味だけではありません。
あくまでもお客様視点に立ち、これまで自社のターゲットではなかったお客様に対し、発想の転換を行い、お客様にしてしまう事にこそ真の新市場の創造はあると私は思います。
つまり世の中に無い市場を創造すると言うよりは、これまで自社テリトリー内にはなかった市場を創造する事の方が大切であると考えます。
 
例えば、あるメガネメーカーがお客様をもっと増やすためにどうすればいいのか検討していました。
メガネメーカーなので、もちろんターゲットは目が悪くメガネを必要としている人です。まぁオシャレでかけている人もターゲットでしょう。コンタクトは競合品になると思います。
ある調査では、メガネを普段から使用している人は7割を超えるくらいになっている事から、数年前に一気にメガネメーカーが増えた記憶がある方もおられると思います。
近年は目が悪い人が増えてきている事もあり、伸びている市場ではありますが、次第に頭打ちになり、更に競合他社も増え、競争は激化しています。
そんなとき、そのあるメガネメーカーは逆転の発想で、メガネをかけていない人をターゲットにしよう!と舵をきりました。
この逆転の発想により生まれた商品が、「ブルーレイカットメガネ」です。
そう、パソコンから出て目を疲れさせるブルーレイをカットできるメガネです。これのターゲットがまさに、これまでメガネを必要としない人です。
別に目が悪く無いので度付きメガネをかける必要はないけれど、パソコンからのブルーレイをカットするために、それ専用のメガネをかけるようになり、ヒット商品となりました。
つまり、メガネの機能を目が悪い人のためにピントを合わせて見やすくするという機能から、有害なモノから目を守るためのプロテクターとして打ち出したのです。
よって、今までメガネにお金をかけなかった人が、目が悪くなったわけでも無いのにメガネにお金を払うようになったのです。
これこそが、まさに新市場の創造だと私は思います。
 
もう1つ例を挙げます。
キシリトールという虫歯になりにくい成分がありますよね。
チューインガムによく配合されているやつです。
あるお菓子会社がチューインガムをもっと売りたくて、キシリトールを配合した商品を出しました。
そして、その商品をヒットさせるためには、当時あまりよく知られていなかったキシリトールという成分の凄さをいかにお客様に伝えるかが鍵であると思っていました。検討した結果、やはり専門家のお墨付きがあればいいと考えて、歯医者さんがすすめたら間違い無いと考えました。
しかし、普通に考えて、このチューインガムが流行り、生活者がムシ歯になりにくくなれば、困るのは歯医者さんです。そう、患者さんが減るので。
そうなると、協力してくれる歯医者さんがいるはずもありません。
そこで当時の担当者は発想の転換を行いました。
つまり、歯医者さんのターゲットをこれまでのムシ歯になってしまった生活者から、ムシ歯にならないように日頃から気をつけている生活者に変えたのです。
具体的にいうと「予防歯科」という考え方を浸透させようとしたのです。
これにより、ムシ歯の人よりも圧倒的に多いムシ歯が気にならず歯医者さんに行っていない人をターゲットにして、今後もムシ歯にならないように、定期的に歯医者へいきメンテナンスをしましょう!とアピールしました。すると、歯科への定期検診のために歯科医へ訪れる人が増えたのです。
歯医者からすれば患者さんが増えたのでハッピーとなるため、「予防歯科」をもっとアピールする事にメリットがあると感じると、自然とキシリトール入りチューインガムを宣伝してくれるようになったという事です。
これも、発想の転換で、これまでターゲットではなかった生活者をターゲットにしてしまう、うまい戦略だと思います。
 
最後に
いかがでしたでしょうか?
ブルーオーシャン戦略とは、競争の無い新市場を創造する事であり、特に逆転の発想でこれまでターゲットではなかった人をターゲットにして、競争の無い新しい市場を創造する事こそ効果的であると私は思います。